『退屈なことはPythonにやらせよう』をPython初心者として走り切った
Pythonの勉強をはじめた初心者です。これまで、『退屈なことはPythonにやらせよう』の日本語版をやりつつ、勉強内容を記事にしてきました。今回、全ての章が終わったので、まとめて行きたいと思います。
ちなみに、『退屈なことはPythonにやらせよう』は書籍で買うと4000円くらいしますが、英語版は無料で公開されています。リンクはこちら。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
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ということで、簡単に過去記事の解説をはさみつつ、まとめていきたいと思います。
Pythonの基礎(1章から6章)
1章から6章はPythonの基礎を学んでいく章です。
ざっとリストにまとめると、
- 1章:Python入門
- 2章:フロー制御
- 3章:関数
- 4章:リスト
- 5章:辞書とデータ構造
- 6章:文字列操作
という感じです。
1章のPython入門ではPythonをさわったことが無くても大丈夫なくらいに丁寧に解説されています。また、コードを書く環境の準備についてはこのまえの「まえがき」で解説されています。ただ、今回は使いなれていたVisual Stuido Codeで書いていました。たぶんJupyter Notebookとかでも良いかなと思います。Jupyter NotebookだったらGoogle Chromeでも出来ますもんね。
2章のフロー制御では if 文や for 文を使ってフローの作り方を学びました。これはコードを書いてる感があってまた良い。
3章では関数を扱いました。def 文を使って関数を作り出すところから、関数内で定義した変数のスコープについての解説がありました。
ここまでをまとめたのがこちらの記事です。
4章ではリスト型を中心として、文字列型、タプル型などを学びました。データ型の種類が分かってくると、エラーへの対処も多少スムーズになってくる気がします。こちらの記事にまとめてあります。
5章では辞書とデータ構造について学びました。ここでは学んだ内容を生かして、簡単なゲームを作ったりしました。こちらにまとめてあります。
6章では文字列を学びました。この後の7章で出てくる正規表現と合わせて、この後の章でも何回も見直した章となりました。
ここまででいったんPythonの基礎に関しては一通り学べます。後ろの章がちょっとあれだなと思ったら、7章だけやって他の本に移るのもまあ無くはないかなと思います。
Pythonで処理の自動化(7章から18章)
7章から18章では以下のことについて学びました。
- 7章:正規表現によるパターンマッチング
- 8章:ファイルの読み書き
- 9章:ファイルの管理
- 10章:デバッグ
- 11章:Webスクレイピング
- 12章:Excelシート
- 13章:PDFファイルとWord文書
- 14章:CSVファイルとJSONデータ
- 15章:時間制御、自動実行、プログラム起動
- 16章:電子メールやSMSの送信
- 17章:画像の操作
- 18章:GUIオートメーションによるキーボードとマウスの制御
10章までは必須ですが、それ以降は自分の興味に合わせて選んでやっていいのではないかと思います。なので、7章から10章まで説明して、その後は役に立った度で並べていきたいと思います。
7章では正規表現パターンについて学びました。文字列を使った操作には必須の項目となります。以下の記事でまとめてあります。
8章と9章ではファイル操作関係の章になります。Pythonじゃなくてもファイル操作は大事です。コマンドラインの使い方にもちょっと触れていたり、osモジュールの使い方も解説されています。
10章ではデバッグを学びました。loggingモジュールを使って、print関数を用いたデバッグから卒業する術を学びました。
オススメ度:低
15章と16章はちょっと微妙でした。モチベーションも上がらず、取り組むまで時間がかかったりしました笑
それなりに面倒くさいわりにあんまり役に立たなかったなという印象です。
オススメ度:中
11章ではWebスクレイピングについて学ぶことができます。18章ではGUIオートメーションを学びました。Webスクレイピングはそれだけで何冊も本が出ているのでより深いところはそちらで学ぶとして、とりあえず基礎的なBeautifulSoupの使い方やRequestsモジュールについて学べるのでスタートとしてはOkかなと言う感じです。ただ、ちょっとコードがうまく動かないところがあったりして苦労しました。
GUIオートメーションではコードを使ってマウスのポインタを動かしたり、キーボードの入力をしたりできます。
オススメ度:高
個人的に一番のオススメは、こちらの三つの記事になります。
12章ではExcel、13章ではWordとPDFの、汎用性高めのファイル達をPythonでどうやって使うかを学ぶことができます。Officeとかを買わなくても一応その辺のファイルがいじれるようになります。
17章の画像のほうではWeb上で扱われる画像がRGBAの行列で表されることなどが解説されています。この辺も結構面白いところです。
おわりに
ここまで紹介してきましたが、この本は英語版ならタダで全部読むことができます。本当にいい時代になりました。
英語が分からん!または読めるけどめんどくさいという方は日本語版も買うことができます。
次はどうしようかな~と思いつつ、とりあえずGithubのアカウントを作りました。教科書だけにこだわらず、ウェブ上に落ちてるチュートリアルをやっていくのもありかなとも思ってます。まあその辺は次回の更新で明らかになっていると思うのでしばしお待ちください。
Python初心者にもオススメの一冊なので、興味のある方はぜひ!