「すき家の牛皿テイクアウト」と冷凍の「すき家 牛丼の具」はどっちがお得なの?
こんにちは、セメントの犬です。先日、家の近くのドラッグストア冷凍食品コーナーで、「すき家 牛丼の具」なるものを目にしました(遅い)。
店舗によって値段は多少前後するかと思いますが、だいたい350円程度でした。350円で3食分入っています。1食分が70 gなので、350円で210 gの牛丼の具が買える計算になりますね。食べてみると結構ちまっとしていて、若干損をした気分になったので、結局3食分を1食べる食べてしまったのでした。
そこで、ふとある疑問が浮かんだのです……
これだったら牛皿をテイクアウトしたほうがお得なのでは?
と、いうことで取材班は牛皿をテイクアウトするべくすき家に向かいました…
忙しい人向けのアブストラクト
「牛丼の具(お茶碗サイズ)は意外とお得だよ!」
すき家の牛丼の具 (冷凍食品)
すき家 牛丼の具はサイズ違いが2種類ある
まず調査の結果あることが判明しました。それは、すき家 牛丼の具 (冷凍)はサイズによって2種類あったということです。
- すき家 牛丼の具(135 g/袋)
- すき家 牛丼の具 お茶碗サイズ (70 g/袋)
先日私が購入したのは「お茶碗サイズ」のほうでした。
そしてそのお値段は、
- すき家 牛丼の具 (440~257 円)/袋(135 g)
- すき家 牛丼の具 お茶碗サイズ 約350円 / 3袋(210 g)
となっています。
すき家 牛丼の具はゼンショーさん(すき家とかCOCO’Sのグループ会社ですね)のウェブショップから購入することが可能です(リンクはこちら)。5パック~32パックまでのオプションが用意されており、多いパックにすればするほどコスパが良くなります。
ちなみに、値段の推移は以下の通りです。
パック数 | パックの値段 [円] | 1袋あたり [円] |
5 | 2200 | 440 |
10 | 2980 | 298 |
20 | 5500 | 275 |
32 | 8200 | 257 |
そしてドラッグストアで手に入る方は地域によって値段にある程度差があります。Amaz〇nさんでも販売されていましたが、980円+送料とかいうおバカな値段のやつしか見つからなかったので、今回の議論では無視することとします。いくつかのサイトでリサーチしたところ、だいたい340~370円くらいだったので、間を取って365円としたいと思います。
それでは、牛丼の具1 gあたりいくらになるのか見てみましょう。
牛丼の具の種類 | 一袋あたりの値段 [円] | 牛丼の具 1 gあたりの値段 [円] |
公式ストア5袋(135 g) | 440 | 3.26 |
公式ストア32袋(135 g) | 257 | 1.90 |
お茶碗サイズ(70 g) | 122 | 1.74 |
お茶碗サイズが一番お得という驚きの結果が!
ちなみに、お茶碗サイズが399円の時に牛丼の具1 gあたりの値段が1.90円になります。四捨五入のあれもあるんですけど、お茶碗サイズ(70 g×3袋)が400円以下で売っていれば、135gパックを32袋セットで買うのとだいたいトントンになります。ちなみに、5袋のコスパまで許容範囲であれば、お茶碗サイズ(70 g×3袋)が685円となります。
ここまでをまとめます。
お茶碗サイズ(70 g × 3袋)が400円以下で売っていれば、冷凍の中でコスパ最強 (1.90円以下/ 1 g 牛丼の具)
これは個人的な意見ですが、味はすごく良かったです。かなりすき家の味に仕上がっています。レンジで1分20秒(600 W)なので、ストックしておけばいつでも食べられるので、「すき家を切らすと…手が…手が震える!!!」という方にはかなりオススメです。おうちの近くにすき家が無くても大丈夫ですし、そこまでだったら32袋買っても大丈夫です。
テイクアウトしたすき家の牛皿
続いて、「すき家」からテイクアウトした牛皿の重量を測ってみました。
牛皿(2倍盛り)
牛皿(3倍盛り)
盛り帰りの容器
まずですね、すき家の牛皿には「〇倍盛り」というオプションがあります。
筆者はこのとき、5倍盛りを注文しました(ミニ~6倍までありました)。注文したら来たのは2倍盛りと3倍盛りだったわけですね。これはすごいことです。なぜなら、N=1ではありますが、だいたいの5倍盛を一度買っただけで2倍盛り、3倍盛り、4倍盛り、5倍盛り、6倍盛りのコスパを概算できてしまうのです。
つまり、すき家さんの牛皿が提供されるのは一つの容器では3倍盛りまでということなので、4倍盛は2倍盛りが2つ、6倍盛は3倍盛りが2つということですからね。また、容器の重さを抜いて、それぞれの計算をしてみましょう。
〇倍盛り | 値段 [円] | 牛皿の重さ [g] | 牛丼の具 1gあたりの値段 [円] |
2倍盛り | 490 | 260 | 1.88 |
3倍盛り | 720 | 376 | 1.91 |
4倍盛り | 950 | 520 | 1.82 |
5倍盛り | 1180 | 636 | 1.85 |
6倍盛り | 1310? | 752 | 1.74 |
6倍盛りは、私の家の近くのすき家にはあったのですが、公式HPには載っていませんでした。値段も覚えていなかったので、値段の上り幅から概算しました。3倍盛り、本当はもう少し多く入っているのかもしれませんね。検量線を描いてみると、明らかにはずれ値になります。
ちなみに、横軸を牛皿の重さ[g]にしても同じ形のグラフになります。
ただ、牛皿の値段と牛皿の重さはけっこう良い相関を示しているので、エラーではなさそうですね。
これはとうとう面白くなってきましたね。奇数倍盛りはちょっと損する説が浮上してしまいました。こうなると、並盛のコスパも知りたいような…
ということで推定してみました。こちらのぐらふは、公式HPにあったカロリーと〇倍盛りの相関をとったグラフになります。
〇倍盛りとカロリー[kcal]の相関を確認したところで、カロリー[kcal]から牛皿[g]を推測してみます。
この式を使って、mini、並盛、中盛りの重さを推定してみると、
この推定した重さを使って、コスパを計算してみます。
〇倍盛り | 値段 [円] | 牛皿の重さ [g] | 牛丼の具 1gあたりの値段 [円] |
ミニ | 220 | 97 | 2.27 |
並盛り | 260 | 139 | 1.90 |
中盛り | 390 | 195 | 2.00 |
2倍盛り | 490 | 260 | 1.88 |
3倍盛り | 720 | 376 | 1.91 |
4倍盛り | 950 | 520 | 1.82 |
5倍盛り | 1180 | 636 | 1.85 |
6倍盛り | 1310? | 752 | 1.74 |
オレンジ色は推定式から計算して追加した値。
ということで、テイクアウトの牛皿のコスパは牛皿 1 gあたり、1.74~2.27 円となりました。
まとめると、もっとも普通に食べるであろう並盛が1.90 円/gで割と許容範囲でコスパが良いのは2倍盛の1.88 円/gとなりました。
結局どっちがお得?
結果をまとめてみます。
冷凍の牛丼の具シリーズの結果
テイクアウトの牛皿
ちょっとはばが違って残念な感じですがすみません。ここまでの結果をまとめると、
- 「牛丼の具 お茶碗サイズ(冷凍)」が365円で売ってた時 = 牛皿6倍盛テイクアウト
- 「牛丼の具 お茶碗サイズ(冷凍)」が400円の時 = 公式ストア32袋 =並盛牛皿テイクアウト
以上の結果から
- 「牛丼の具 お茶碗サイズ」が365円以下だったら一番お得
- 「牛丼の具 お茶碗サイズ」が400円以下だったら、テイクアウト並盛牛皿と同じ
と言うことができます。さらに補足で(こんなとこですみません)「牛丼の具 お茶碗サイズ」が394.8円以下で売っていれば、テイクアウト牛皿の2倍盛とおなじコスパになります。
おわりに
ここまで、「牛肉」とは絶対に書かずに「牛丼の具」と書いてきたのは、汁とタマネギ込みの重さで議論をしているからです。今回の検証では5倍盛で約220 gは牛丼の汁となっていました。つまり、固体部分(牛肉+タマネギ)の湿重量(湿ったままの重さ)は416 gとなります。まあでも、自分で作ってもなかなかあの味に安定してできるものでもないので、こんなのは参考値ということでお願いします。
すき家の牛丼、すごくおいしいので、この記事を読んで食べたくなった方は、まず近くのスーパー、ドラッグストアでお茶碗サイズを探したのちに、テイクアウト牛皿にするかどうか判断してみてくださいね笑
検証とかじゃないですが、同じようなスタイルで書いた記事はこちら↓
大変有り難い検証なんですが
冷凍パックの底値の計算が間違ってると思います
公式ストア32袋(135 g) 257円と書かれていますが
現在は定期購入の選択もあり底値は198円です
(楽天・ヤフーでも定期的に同額帯まで落ちる事があります)
そこらへんも踏まえた情報のほうがわかりやすいと思います